歯科コラム

妊婦さんの歯科検診

こんにちは歯科衛生士の伊藤です

妊娠するとホルモンや体調の変化に伴って、妊婦さんの口内環境にも変化が起こります。妊娠するとプロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが増加します。

この女性ホルモンは唾液や歯周ポケットから出てくる液体に混ざって、口の中にも侵入しますが、歯周病菌はこの女性ホルモンが大好きです。

女性ホルモンの増加によって歯周病菌の動きが活発になり、歯肉炎が起こりやすくなります。また、体内の免疫力の低下に伴い、歯肉の免疫力も低下します。さらに唾液の分泌量の低下で口の中が乾きやすくなったり、唾液の酸を中和する力が落ちて、口の中が酸性に傾きやすくなったりします。

その結果、歯茎が腫れたり出血したり虫歯になったりと様々な症状が起こってしまうのです。

妊娠中や産後の歯の問題など、気になることは遠慮せずにご相談下さい♪

 

 

くちびると舌の正しい姿勢?!

こんにちは。

歯科衛生士の華山です。

今回は前回の続きで、くちびると舌の正しい姿勢についてお話しします。

〜歯は力の釣り合ったところに並ぶ〜

歯は勝手に並んでるわけではなく、くちびる・頬・舌に挟まれていて、それぞれの力がバランスよくかかることで歯並びができます。

[くちびる]は軽く閉じている状態が正しい姿勢です。少しでも開いているのはいわゆる「ポカン口」と呼ばれる状態です。くちびるが緩んで開いていると、くちびるからの力が前歯にかからず、出っ歯になることもあります。

[舌]は、舌先がスポット(上の前歯の裏側からほんの少し後ろにある歯ぐきの膨らみ)にあり、舌全体が上顎に吸盤のようについて上がっているのが正しい姿勢です。

普段、舌先が下の前歯の裏側にあたっている場合は舌が低い位置にあります(低位舌テイイゼツ)。咀嚼する時や飲み込む時は上に上がりますが、それ以外は低位置にあると歯に対して舌の力が弱まり、頬の筋力に押されて歯が内側に傾いてしまったり、上顎の成長に影響があります。

お口ポカンの子供は舌が低位置にあります。舌が下がってる状態が続くと、上に上げる筋肉が弱くなり、喉の奥に舌が広がり気道が狭くなります。そのため呼吸しにくくなり口呼吸になっていることが多いのです。

くちびるや舌の姿勢を良くするには、よく噛んで食べる習慣が大切です。例えば舌を動かす筋肉(舌骨筋)は胸骨や肩甲骨にもつながっていて、猫背になるとそれらの筋肉に引っ張られて喉の奥に舌が下がってしまいます。

飲み込む時は舌が上に上がることで、気管を塞ぎ、食道が開きますので、それがうまくいかずむせやすくなってしまいます。

姿勢が良くなると呼吸も楽になります。口呼吸は鼻炎や喉の病気、唇の筋力が弱いということもありますが、姿勢が要因になっていることもあるのです。

歯並びは姿勢がいいから必ず綺麗に並ぶ、姿勢が悪いから必ず悪くなる、というわけではありませんが、大きな要因の一つであることは間違いありません。

いかがでしたでしょうか?

くちびるや舌の正しい位置って考えませんよね?ぜひご自身のお口の状態を知って、いつまでも健康な口腔内を目指してみませんか?

当医院では、担当制で患者様一人一人に寄り添った診療を行っております。わからないこと、不安なことがありましたら是非いらしてください♪

 

自分のお口の中、本当に見えてますか?

元気ですかー!?
歯科医師の中西です。

みなさんは、ご自分のお口の中を見ることってありますか?

「ハミガキの時に毎日見てるよ」って思った方もいらっしゃるかもしれませんが、鏡越しじゃない、こんな感じで自分のお口の中を見た事はあるでしょうか?

 

前回の吾妻先生が書かれたレントゲンと同じく、当院では基本的に全ての患者さんに、お口の中の写真を全部で14枚撮影させて頂いてます。

それは何故か!
主な理由は2つあります。

 

ひとつめは、患者さんに、自分のお口の中の現状を見て知って頂くためです。

当院では、実際に撮ったばかりのこういった写真を一緒に見ながら、どこに虫歯があるかを説明させて頂きます。

このお写真をお見せする事で、患者さんから「こんなに大きい虫歯があったんですね」「自分の口の中って、こんななんですね!」というお声をよく頂きます。

中には、この写真をご自宅の洗面所に貼って、「二度とこうはならないぞ!」と歯磨きをがんばってらっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

 

ふたつめは、治療前と治療後で、変化を見て頂くためです。

・あの虫歯がこんなに綺麗になった
・何本もあった虫歯がここまで綺麗になった
というのを見ると、私たちはもちろん、患者さんもとても嬉しそうになさいます。

 

・自分のお口の中は今どうなってるのか
・治療後にどこがどう変わったのか
当然ですが歯は患者さんの体の一部ですので、この2点を患者さんご自分に見て知って頂くことを、私たちはとても大事に考えています。

今までなんとなく歯医者さん通いが続かなかった方は、ぜひこんな環境で歯医者さんに通ってみてはいかがでしょうか?

レントゲン撮影

こんにちは、歯科医師の吾妻です!

今日は当院ですべての患者様に行なっているデンタルX線10枚法についてお話ししたいと思います。

一般的に歯科医院さんの多くは初診時のレントゲン撮影で、パノラマX線と呼ばれる顎全体を一枚の写真で撮影することが多いです。

しかし当院ではこのようなパノラマX線ではなく、デンタルX線10枚法と呼ばれる細かく分けて撮影する方法をとっています。

それはなぜか。

それはデンタルX線という細かく撮った方法の方が、画像が鮮明で虫歯の見逃しが少ないからです。
パノラマX線は例えるなら世界地図のようなもので、デンタルX線はそれを拡大した日本地図のようなものです。
僕たちは、その地図を頼りにどこに虫歯があるのか、どの辺に神経が走行しているのかを確認しながら治療を行っています。
その地図が大きくて分かりにくい地図であれば、道に迷ってしまいます。
治療も同じで正しい地図を頼りに安心安全な治療を行うことができるのです。

以下の写真は同じ患者さんのパノラマX線を拡大したものとデンタルX線を比較したものです。
このようにパノラマでは写ってこない虫歯が、デンタルだとはっきり写ってくることが分かります。

当院ではこのように虫歯を見逃すことがないように、デンタルX線10枚法を採用しています。
虫歯があるか知りたい患者様や、少しでも質の高い医療を受けたいと考えている患者様がいましたら、ぜひ当院にお越しください。

最新機器登場✨

当院にE r.YAGレーザーが導入されました

E r.YAGレーザーの特徴は
①痛みが少ない
水を含んだ生体組織に対する蒸散能力が高く、表層にのみ反応が起こり、熱の発生が微少なため痛みが非常に少ない

②身体組織に負担が少ない
蒸散反応が照射部の表層に限定されて行われるため、他のレーザーに比べて透過光による組織深部への影響が少なくてすむ。
また、エナメル質にクラックがおこりにくく、照射用野周囲の照射エネルギー密度が低いため、周囲組織への影響はほとんどありません。

硬組織疾患
 う蝕除去
 くさび状欠損の表層除去

歯周疾患
 歯石除去
 歯肉整形
 ポケット掻爬
 フラップ手術
 
軟組織疾患
 歯肉切開、切除
 口内炎の凝固層形成
 小帯切除
 色素沈着除去

このような用途で使用できます。
ご興味ある方はぜひ担当ドクターへお問い合わせください

銀歯について

こんにちは!歯科医師の折原です。

今回は保険で使われるいわゆる銀歯のお話をします。

銀歯のデメリットは以下の5つです。

・銀歯の下が虫歯になりやすい
銀歯は金属であるため、噛む力によって徐々に変形をし、装着してから時間がたつと銀歯と歯の間に隙間が生じてしまい歯垢が溜まりやすくなりますし、そもそも銀歯自体がプラーク(歯垢)が付きやすいのです。また、見た目にも虫歯がわかりにくいので、進行して重症化しやすくなってしまいます。
神経をとってある歯に銀歯をすると痛みがないため気づかないうちにどんどん進行してしまいます。
なお、1度治療した歯がまた虫歯になってしまうことを2次カリエスと言います。銀歯は歯垢ケアが難しく、もう1度虫歯になってしまう可能性が高いです。そのため必ずいつかやり替えを必要としています。

・見た目が目立つ

銀色なので他の歯の色と違うのがすぐに分かり、治療痕がコンプレックスになってしまうこともあります。特に下の歯でも上の歯でも銀歯があったりすると笑った時に見えてしまうこともあり、銀歯で治療を行う際は、避けられない部分です。

・メタルタトゥーが出てしまうことがある
 メタルタトゥーとは、金属が錆びて溶け出し、歯ぐきに沈着してしまうことです。
お口の中は常に食べ物が入る環境にあり酸性になったりアルカリ性になったり過酷な環境下にあります。そのため銀歯は年数を追うごとにサビ、少しずつ金属が溶け出して歯ぐきの色が変わってしまうことがあります。こうなってしまうと、表面の歯茎をピーリングで剥がすほか色を戻す方法はありません

・金属アレルギーになってしまうことがある

金銀パラジウム合金で作られた銀歯を入れた場合、アレルギー症状が起きる可能性があります。
銀歯の金属イオンが溶け出すと、唾液と一緒に飲んでしまいます。結果、体内に蓄積されていくとアレルギー化する可能性があります。
今まで症状が無くても、突然金属アレルギーを発症し、皮膚炎などの症状が出てしまうことも。

・劣化しやすい
銀歯は3〜5年で劣化してしまいます。セメント自体もそうですが銀歯は凹凸ではまっているだけですので強い力をかけるとはずれてしまうこともあるのです。

メリット

・銀歯を使った治療は保険適用が可能です。
銀歯以外の素材を使うと保険適用外になってしまうのでただコストをかけたくない方にはむしろこれしかありません。
銀歯に使われる金銀パラジウム合金は丈夫な素材ではあるので、割れたり欠けたりする可能性が低いです。

以上が銀歯の細かなデメリットメリットになります。
当院は保険外にはなりますが、銀歯を使わず長期安定性、生体親和性、接着力が何よりも優れたセラミックス系の材料での治療も提案しているので詳しくもっと聞いてみたいです、興味ある方はぜひお声掛けください。

噛むことの価値って?

こんにちは。
歯科衛生士の西垣です!

噛むことにはどれくらいの価値があるか知っていますか?
私たちは、小さい頃から「よく噛んで食べましょう」と言われて来ましたが、どうしてよく噛まなければいけないのか考えたことはありますか?

今回は、よく噛むことで得られるメリットをいくつかご紹介させていただきます!

①唾液の分泌が促進
食道や胃の粘膜の保護、食物の発がん物質の働きを抑制させる
唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させ、口腔内の抗菌や洗浄、歯周病やむし歯、口臭予防にも繋がります。

②咀嚼筋など、顔面筋の活性化
姿勢問題の防止、視力低下の防止に繋がる
噛むことを繰り返すうちに、次第に顎や各筋肉が鍛えられ、顔全体のリフトアップにも繋がります。

③顎の骨の発達
子供の場合は特に、よく噛むことで舌や顎の筋肉が鍛えられて、歯が並ぶための顎の骨を発達させて歯並びを良くします。
また、口のまわりの筋肉が鍛えられ、口がしっかり開くようになり、言葉の発音や表情が豊かになります。

④脳の活性化
よく噛むことで記憶力の向上や認知症の防止にも繋がります。
咀嚼することによって脳神経が刺激され、脳に送られる血流量が増えます。
そのため、脳が活発化されます。
健康的な歯を持つ人と、入れ歯の人とでは、認知症になる可能性も大きく異なってくるんです。

噛むことの価値はこれだけではなく、まだまだ沢山あります。
よく噛んで食べるということは、健康のためにとても大切ですが、そのためにも丈夫で健康な歯でいることは、必要不可欠です。
おいしい食事は健康な歯から!
健康な歯を維持するためにも、ぜひ定期検診にいらしてください✨☺️

こんにちは☺︎
受付の鳥越です。

1月4日〜診療しております。
2023年も何卒宜しくお願い致します!

受付からとてもお得なキャンペーンのお知らせです💫

歯磨き粉をご購入頂いた方に歯ブラシ1本プレゼントしております!
1月限定で行っているキャンペーンですので歯磨き粉をご購入予定の方はぜひ今月お待ちしております♩

12/26まで!ホワイトニングキャンペーン

こんにちは!
歯科助手 藤井です。

開院6周年を記念しましてホワイトニングキャンペーンを実施しております☆
年内12/26までのキャンペーンになりますので残り二週間を切ってしまいました!

お家で行う『ホームホワイトニング』
¥27500→¥20000

医院で行う『オフィスホワイトニング』
¥27500→¥20000

オフィスホワイトニング1回とホームホワイトニングがセットになった『デュアルホワイトニング』
¥55000→¥40000

ホワイトニングにご興味のある方!この機会にぜひ⭐︎
お気軽にお問い合わせください。

今回のキャンペーンにあわせましてパンフレットの表紙も限定デザインになっております♪

よかったらチェックしてみてください(^^)

年内は12/26(月)午前中の診療まで
年明けは1/4(水)から診療しております!
ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力よろしくお願いいたします。

ホワイトニング♪

こんにちは、歯科衛生士の山本です。
まだまだマスクは手離せない中、人と会う機会が増えたことでホワイトニングを希望される方も多くなりました^^

当院のオフィスホワイトニングの機材は、ブリリカビアンカというものを使っております。
過酸化水素35%のジェルを塗布し、このLEDの機械を装着し光を一定に当てます。

過酸化水素は組織、細菌、血液、胆汁などに存在するカタラーゼ(Catalase)で分解され、フリーラジカルが発生します。
フリーラジカルには強い酸化力があり、細菌の構成成分に効果があります。
また、酸化力に基づく漂白作用・脱臭作用があり、歯のホワイトニングに応用されています。

歯の表面にホワイトニング剤を塗ることにより、ホワイトニング剤やその成分が歯に浸透していきます。歯に浸透すると、歯そのものの色を決めている色素を分解していきます。これは化学反応によるもので、これがホワイトニングで歯が白くなる原理です。

ご興味ある方は、是非担当歯科医師や歯科衛生士にの相談ください♪