開院準備

よく噛める、見た目も美しい入れ歯を作るために!!

おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐聰一郎です。

今日は入れ歯について。まず入れ歯は『総義歯(総入れ歯)』と『局部床義歯(部分入れ歯)』に分かれます。


本当によく噛める入れ歯を作るにはそれぞれの段階をしっかり踏んでいく事がとても重要です。一回型を取っていきなり完成。そんな入れ歯を入れた事もあるのではないでしょうか???

当院に入れ歯で悩んで来られる患者さんのお話を聞くと高い費用を払ったのに、、、。とおっしゃいます。

正しい段階を踏まないとよく噛めて見た目も美しい入れ歯というのは出来ません。

では当院で進める入れ歯の製作過程をご紹介します。

●診査、診断     

   ここでは残っている歯の状態、顎の骨の状態、全身疾患、過去の既往歴、患者さんの希望、今の入れ歯の状態などなど沢山の情報を獲得し、現在の状態をしっかりと把握します。

●治療計画立案

   単に『入れ歯』と言っても沢山の種類があります。それぞれの入れ歯の利点、欠点をお話して患者さんに一番合ったものを選択していきます。

●型取り

   歯型、歯茎の状態の型をとります。

●精密な型取り

   前回の型を元により精密な型を取っていきます。ここで顔の筋肉や、舌など開いたり閉じたりする際の動きを取り入れていきます。

●噛み合わせの高さとバランスの決定

   頭蓋骨に対する上顎の状態、上と下との噛み合わせの高さの決定、どういうバランスで噛ませていくかの決定などをしていきます。

●発音、見た目のチェック

   発音がしっかりできるか、見た目も美しく仕上がっているかをチェックしていきます。

●完成

   実際に入れ歯を入れてみて問題がないかを見ていきます。

●微調整

   改めて細かく噛み合わせをチェックして入れ歯が噛んだ時にズレないように調整していきます。

ざっとですが本当にしっかりした入れ歯を作るにはこんなに沢山の過程が必要です。確かに回数はかかってしまいますがしっかりとした入れ歯を作る事が出来ます。

合わない入れ歯を使ってると残っている歯に負担がかかりどんどん歯がなくなっていってしまいます。

今使っている入れ歯に心配のある方は是非ご相談下さい。

根っこの治療の成功の秘訣!!

おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。

昨日はお休みを頂きまして勉強会に参加して来ました。2週にわたりお休みを頂きまして皆様にはご迷惑をおかけいたしました。本日より通常通り営業させて頂きます。

そして内容は『根っこの治療』と『入れ歯』について。

また膨大な論文とともに現在世界中で行われている根幹治療の実態を学びました。

まず何より大事なのは1回目の根っこの治療をする際にどれだけ感染を起こさせずに治療を行えるかが重要です。

つまり、みなさんが普段から通っている先生がどれくらいちゃんと治療を行ってくれているかが本当に重要という事です。

良い先生を見つけるために簡単に見分ける方法がひとつ。

根っこの治療をする際に『ラバーダム』というゴムのカバーをしているかどうか。

聞いたことはありますか??

根っこの治療の際に唾液などに存在する細菌が根幹内に入ってしまうとより複雑な細菌叢が出来てしまうために治りづらい状態に陥ってしまうのです。

そこで    ラバーダム

治療する歯のみを孤立させ、唾液の侵入を防ぐ事が出来ます。

これをしないと長期の予後はガクッと下がってしまいます。

今、保険の治療内でこの方法をやっているクリニックは多くないのではないかと思います。

もし、虫歯が深く神経の処置をしなければならない場合はこの辺を歯科医院を選ぶ為のポイントにしてみるのも一つの方法だと思います。

入れ歯についてはまた今度掲載致します。

院内勉強会!

こんばんは。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。

今日は診療後にスタッフ全員で勉強会を行いました。今日の内容は『予防歯科』についてと全員のスキルアップについて。

以前にブログでお話しした『真のメインテナンス』『高度予防歯科』を行っていくためにはスタッフ全員が高いレベルの知識を持ち、正しく検査を行う事が必要不可欠です。

1人のドクターだけで全ての患者さんを診る事は出来ません。

患者さんに無駄な時間がなく快適に高い質の検査が受けてもらえるように院内での動き、そして予防歯科への思い、絶対に虫歯にさせないという意識をスタッフ全員で共有しました。

学ぶ事に終わりはありません。

より良い歯科医院を目指して日々全員で精進してまいります。

今後ともよろしくお願い致します。

写真はうちのクリニックの課題図書の一冊です。

一生自分の歯で噛むための歯科医院。

こんにちは。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。

今日は私達のチームがどのような思いで仕事をしているかをお伝えしたいと思います。

それはみなさんが自分の歯で一生ご飯を美味しく食べれるということ!!!


これは日本に住んでいると意外と簡単な事ではないんです。なぜかというとすぐ削るだけ削って後のフォローがないからです。

今、私が治療を行っていて統計をとってみると、1,000本の歯を治療すると、910本が昔にどこかのクリニックで治療をしたものです。

今まで何も触られずにいた歯はわずか90本です。

やはりその中でも銀歯、レジン(プラスチック)の成績は悪くそのほとんどが虫歯になってしまっています。

日本では削らなくてはいい虫歯まで何の根拠もなく削られてしまうのが現状。

前にも書きましたが一回削ってしまった場合、本当にレベルの高い治療をしないと再発を繰り返してしまうのが現状です。

虫歯のリスクの高い人はこのまま行くとどんどん歯を失ってしまう可能性が高いですよね?

この負のサイクルを止めるには色々な段階が必要です!!

1、まずは歯科医院を受診する

       痛くなったら行くというのはやめましょう

2、しっかりとした検査をしてもらい今の自分の口腔内がどのような状況かを知る

      レントゲンも細かく、お口の中の写真も撮るべきでしょう。もちろんその他の検査も必要です。自分の口の中に銀歯が何本あるか知ってますか??

3、虫歯と歯周病はなんでなってしまうのかを知る

      予防に一番大事なのはご自身でのブラッシングです。病気のことをよく知り自分で自分、そしてご家族の健康を守りましょう

4、自分のリスクを知る

       自分が虫歯、歯周病に対してどれくらいのリスクがあるのか知りましょう

5、自分に合ったメインテナンスプログラムを作ってもらう。

      自分だけの予防プログラムを作ってしっかりとメインテナンスして行くことでのみ長期的に健康的な状態を保てるのです。

当院に受診された方には何としても新しい虫歯が出来ないように色々なお話をさせて頂きます。

チーム全員で取り組んでますので是非一度ご来院下さい。色々新しい発見があると思います!!!

下の乳歯が生えたら予防スタート!!

おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。

一つ前のブログで当院での小児歯科の取り組みについてお話しさせて頂きました。

本当に大事なのは

うまい『治療』ではなく

『虫歯にさせない』ことなんです!!!!

お母さん、お父さんにお話を伺うと忙しくてなかなか時間が取れないとおっしゃいます。

だからこその予防歯科なんです。

悪くなればなるほど通う回数は増えます!

虫歯が深ければ痛がって慣れるまでに時間がかかるでしょうし、本数が多ければ単純に通う回数が増えます。

虫歯が多い子は間違いなくリスクが高いです。

少ない子でもリスクの高い子はいます。

あなたのお子さんの唾液の性質などどれくらいのリスクがあるか知ってますか??

当院では全てのリスク検査をさせて頂きます。

お忙しい時期だからこそ、治療に頼らない歯科との付き合い方が重要なんです。

子供の下の乳歯が生えたらスタートです!!

本気でお子さんの健康を願うお母さま、お父さまは必ず独自の予防プログラムを持っている歯科医院で検診を受ける事をオススメ致します!!!!!

当院では世田谷地域の子供の虫歯をなくすことを本気で考えてます。このブログを読んだ方は是非知らないお母さん、お父さんに教えてあげて下さい。

みなさんが正しい情報を伝える事がどんどん虫歯のない子供達を増やしてくれます!!是非ご協力下さい。

小児歯科への取り組み

おはようございます。世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。土日はお休みを頂きましてスタッフと一緒に山形にある予防歯科の第一人者である熊谷先生のクリニック『日吉歯科』のセミナーに参加して来ました。ご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳ございません。

さて、今日は小児歯科についてです。

みなさんは小児歯科をどのようにお考えですか???

子供が痛がったりしたらいけばいい?

虫歯っぽいのが出来たらいけばいい??

1歳半検診、3歳児検診を受けていて虫歯がなければ安心?

たまにフッ素を塗ってもらえば安心?

それは全て本当の意味での小児歯科ではありません。従来の日本の医療制度だと虫歯が出来る→検診で見つける→詰め物で治してもらうでは本当に綺麗な永久歯列を獲得するのはかなり難しいでしょう。

子供の歯は大人の歯に比べて乳歯にしても永久歯にしても本当に虫歯になりやすいのです。

そして

乳歯が生え始める

乳歯列が完成する

永久歯が生え始める

永久歯列が完成する

12歳臼歯が生えてくる

と各ステップによって全くリスクが異なります。

さらに食事の環境、生活環境も短期間でゴロゴロ変わってしまいます。

なのでしっかりとお子さんの虫歯へのリスクを把握して一人一人に合った予防プログラムを立てる必要があります。

食事を変えたらいいのか?

ブラッシングをがんばればいいのか?

飲み物を変えたらいいのか?

間食を減らしたら良いのか?

フッ素を使えば良いのか?

フッ素入りの歯磨き粉を変えた方がいいのか?

お子さんのリスクは千差万別。

その子一人一人に合った予防をしていかないと高いリスクの子は綺麗な永久歯列を完成させるのはほぼ不可能でしょうし、低いリスクの子でもたまたま良い歯列を獲得して良かったねと結果オーライ的な予防では心配ではないでしょうか?

小さいお子さんの歯を守るのは家族ですし、小学生になって自分でのブラッシングに移行していく際にちゃんと歯科に通い、セルフケアを獲得するにはご家族の力が必要不可欠なのです。

家族の中でも個人が持っているリスクはバラバラです。家族全員でしっかりとした検査を行い、リスクを知り、歯のこと、虫歯のことを良く知ってもらう事が本当に大事です。

健康な永久歯列を完成する事は本当に子供達にとって生涯の宝物になるでしょう。

親から子への最高のプレゼントです。

下の前歯が生えたら予防のスタートです!!!

正しいケアで子供達の未来を守って行きましょう!!

虫歯と歯周病はほぼ100パーセント予防出来る!?

おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。

以前のブログにも載せた事がありますが今、日本人が歯を失う原因ランキング1位と、2位はダントツで歯周病と虫歯です。

しかし、予防の大家であるスウェーデンのアクセルソン先生や日本の予防歯科の第一人者、日吉歯科(山形)の熊谷先生の30年に及ぶ研究によると虫歯と歯周病はしっかりとしたメインテナンスを行えばほぼ100パーセントの確率で予防出来ると言うのです。

実際に予防の発達した国スウェーデンでは歯の喪失理由第1位が歯が割れてしまうという理由で虫歯や歯周病はその後に来ます。

しかし、今の日本の歯科医療の現状ではこの『しっかりとしたメインテナンス』というのがほとんどの歯医者で行われていないという事です。

私も実感しますが、定期的に歯医者に通っている人ほど口の中がボロボロというのが実際のところなんです。

これは不思議な事ですよね?

これは

歯科医院に行ったら必要のない、つまり削らなくても良い歯を虫歯と言われ、削ってしまう。

歯科医師自体が正しい予防に対する情報を患者さんに伝えてない。

などなど様々な理由があります。

正しい歯科医院選びが本当に重要なんです。患者さんのデータを細かくとるのは最低条件です。

たくさんの情報があるからこそ適切な処置、予防が出来るんです。

・お口の中の写真をたくさん撮る

・唾液検査をしてくれる

・クリーニングの前に必ず歯周病の検査をしている

・そのデータを見せてくれて、説明してくれる

など良い歯科医院を選ぶポイントになるんじゃないかと思います。

是非参考にしてみて下さい!!

メインテナンスの重要性

おはようございます!!

山形より投稿しております。世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。

昨日は雪の影響で羽田へ折り返すかもしれないと言われていた飛行機も無事庄内空港に着き、1日目のセミナーを受講する事が出来ました。

東京、大阪、愛知、三重などなど本当に様々な場所からドクター、衛生士さんなどが集まっていました。

そして直接日吉歯科の熊谷先生のお話を伺って改めてメインテナンスの重要性を確認する事が出来ました。酒田市の人口か11万人いる中で定期的に日吉歯科にメインテナンスに来てる人が18,000人いるとおっしゃってました。昨日言っていた数字より本当はもっと多かったです。

日本で歯を失う原因ランキング1位、2位の虫歯と歯周病に関してですが、スウェーデンのアクセルソン先生の30年間にわたる追跡研究の結果、しっかりとメインテナンスをしていればほぼ完璧に予防出来るというのです。

熊谷先生もはっきりとおっしゃってました。

なんとスウェーデンでは歯を失うランキング一位は歯根破折だそうです。虫歯と歯周病は日本みたいに多くないそうで、大学でも総義歯(総入れ歯)の授業が徐々になくなって来ているそうです。

そこまで歯を失う人がいないというのです。素晴らしいですよね。

80歳を超えても28本(親知らずを入れたら32本)の歯を全て残すというのが目標です。

そして真のメインテナンス『予防』とは

完全に患者さんが虫歯と歯周病の事を理解し、動機付けされていて、『患者さん自らのホームケア』をメインに私たちがそれをサポートしている状態です。

ただ定期的に歯医者に通うだけではダメなんです。

みなさん一人一人が自分のお口の中の状況を理解し、自分のお口に合った個人個人の予防計画のもと『ご自身が主役となり』メインテナンスをしていくというのが大事です。

その為にたくさんのお口の情報をとらせて頂きますし、それを一緒に共有してもらい、理解してもらい、たくさんの科学的根拠をもとにあなただけの予防プログラムをお作り致します。

あなたとあなたの周りの大事な方、そして将来を担う子供たちが虫歯、歯周病のない健康な口腔内をもてるよう全力でサポート致します。

山形へGO!!

おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。今日はお休みを頂いてスタッフと山形へ行って来ます!

何をしてくるかと言うと

『日吉歯科診療所』へ勉強会に行ってまいります。

以前にNHKの『プロフェッショナル』という番組やテレビ東京の『カンブリア宮殿』でも特集されていたのでご存知の方もいらっしゃるのではないかと思います。

理事長である熊谷先生は番組内で『私は歯を診てるんではなく患者さんの人生を診ているんだ』とおっしゃっていました。

本当に素晴らしいと思います。

このクリニックは山形の酒田市にある歯科クリニックで酒田市の人口の10分の1の方が通っていると言われています。

すごいですよね!?

何故これほどに患者さんが通いたくなるのかと言うと様々な理由はあると思いますが、

とにかく『予防歯科』に力を注いでいるという事です。

しっかりとしたデータと科学的根拠を元に患者さんの健康な口腔内を保つのです。

当院でもさらに高いレベルで皆様に『予防歯科』を提供出来るよう色々な事を吸収してきたいと思います。

お休みを頂きましてご迷惑をおかけします。

また月曜日より通常業務を開始致しますのでよろしくお願い致します。

歯周病治療の流れ

おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。今日は前にさらっと触れた歯周病治療の流れについてお話します。

下の流れは保険の制度の中で治療を行う場合における中等度以上の歯周病の方の患者さんの例です。

1日目、歯周病の検査、深くない部分の歯石の除去

2日目、取りきれていない部分の浅い歯石の除去

                  2週間後

3日目、歯周病の検査(再評価)、深い部分の歯石の除去

4日目〜9日目 、深い部分の歯石の除去

ここで歯石の量などによって3回〜5回かかります。本当に重度の方の場合はそれ以上かかる場合もあります。

                  2週間後

10日目、歯周病の検査(再評価)

ここで問題がなければあとはメインテナンスに入りますし、まだ器具の届かない深い部分に歯石が残っている場合は改めて歯石の除去を行います。

なので

→メインテナンス

→再び歯石の除去

→歯周外科処置

と状態によって変わっていきます。

そして歯石の除去、歯周外科処置をした場合はまた歯茎の治癒を待って再評価していきます。

なので、中等度以上の歯周病の方の場合は少なくとも8回の来院が必要になりますし、歯周病の程度によっては10回、20回とかかる場合もあります。

何故もっと少ない日数で出来ないのかというと大きく2つの理由があります。

1、全体の細菌を一気にとってしまうとその菌が血液の中に入ってしまって敗血症になるリスクがある。

2、保険制度で認められていない

この2つの理由でどうしても時間がかかってしまいます。

もし時間がなくてどうしても短期間で終わらせたい場合は自由診療で行う事も出来ますのでご相談下さい。

そして一番大事なのはその後のメインテナンスです。歯周病は一回治っても放っておくと再発してきてしまいます。一回歯周病が悪くなってしまった人は定期的なメインテナンスが必須になります。

なのでまず歯周病を悪化させない事も重要ですよね。

歯周病はサイレントディジーズ(静かなる病気)と言われ痛みもなくどんどん進行してしまいます。

1つ前にあげた歯周病チェックリストに当てはまる方は是非精密検査をオススメ致します!