歯周病治療の流れ

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おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。今日は前にさらっと触れた歯周病治療の流れについてお話します。

下の流れは保険の制度の中で治療を行う場合における中等度以上の歯周病の方の患者さんの例です。

1日目、歯周病の検査、深くない部分の歯石の除去

2日目、取りきれていない部分の浅い歯石の除去

                  2週間後

3日目、歯周病の検査(再評価)、深い部分の歯石の除去

4日目〜9日目 、深い部分の歯石の除去

ここで歯石の量などによって3回〜5回かかります。本当に重度の方の場合はそれ以上かかる場合もあります。

                  2週間後

10日目、歯周病の検査(再評価)

ここで問題がなければあとはメインテナンスに入りますし、まだ器具の届かない深い部分に歯石が残っている場合は改めて歯石の除去を行います。

なので

→メインテナンス

→再び歯石の除去

→歯周外科処置

と状態によって変わっていきます。

そして歯石の除去、歯周外科処置をした場合はまた歯茎の治癒を待って再評価していきます。

なので、中等度以上の歯周病の方の場合は少なくとも8回の来院が必要になりますし、歯周病の程度によっては10回、20回とかかる場合もあります。

何故もっと少ない日数で出来ないのかというと大きく2つの理由があります。

1、全体の細菌を一気にとってしまうとその菌が血液の中に入ってしまって敗血症になるリスクがある。

2、保険制度で認められていない

この2つの理由でどうしても時間がかかってしまいます。

もし時間がなくてどうしても短期間で終わらせたい場合は自由診療で行う事も出来ますのでご相談下さい。

そして一番大事なのはその後のメインテナンスです。歯周病は一回治っても放っておくと再発してきてしまいます。一回歯周病が悪くなってしまった人は定期的なメインテナンスが必須になります。

なのでまず歯周病を悪化させない事も重要ですよね。

歯周病はサイレントディジーズ(静かなる病気)と言われ痛みもなくどんどん進行してしまいます。

1つ前にあげた歯周病チェックリストに当てはまる方は是非精密検査をオススメ致します!

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