こんにちは。歯科衛生士の華山です。
今回は口臭についてです。
口臭は自分ではなかなか気づけないし、あったら嫌ですよね( ̄Д ̄😉
新型コロナウイルスの流行でマスク生活になり、口臭に気づいた方は結構いるのではないでしょうか?
口臭の原因は「生理的な口臭」と「病的な口臭」の2つがあります。
「生理的な口臭」は、起床時、空腹時、緊張時、ニンニクやニラなど強い匂いの食べ物、アルコール、タバコなどが原因です。
食べ物、アルコール、タバコは物理的な原因ですが、起床時、空腹時、緊張時はなぜ口臭があるのでしょうか?
それは「唾液」に関係します。「唾液」には自浄作用があり、口腔内の細菌の増殖を抑え口臭を防ぎます。また、歯周病やむし歯の予防にも関わります。
1日の中で1番口臭が強いのは朝の起床時です。寝ている時は口を動かしていないので唾液量が減ります。空腹時や緊張時も唾液が減り、口臭が強くなります。食事をして歯を磨くと、口臭はぐっとなくなります。
このように一日の中でも口臭は変わります。もし、口臭を指摘されたり、気づいた時がどのタイミングなのかわかると口臭対策ができそうですよね。
「病的な口臭」は大きく2つの原因があります。
一つは口腔内に原因がある場合で、歯周病、進行したむし歯、食べカスが放置されている、舌の汚れがある場合です。
もう一つはその他の病気で、糖尿病、副鼻腔炎、扁桃炎などがあります。しかし、相当進行していないと臭わないそうです。
色々な原因が考えられますが、口腔内の病気である歯周病や進行したむし歯による口臭が9割以上を占めています。
歯周病やむし歯の治療をすることで口臭は軽減されていきます。
あなたはどうですか?
歯周病は進行していても痛みがなく、知らない間に重症化する病気です。
久しく歯医者に行っていない方、痛くないからといって安心できません!
是非検診を受けてみましょう!