こんにちは!歯科医師の折原です。
今回はラバーダム防湿についてお話ししたいと思います。
みなさん、日本の根管治療(根っこの治療)の成功率をご存知でしょうか??
約20〜60%と言われています!
海外はどうかというと成功率は90%以上との報告があります。
アメリカの専門医による、その歯において初の根管治療と過去に根管治療がされている歯の再治療の比率は9:1
日本の歯科医院における初の根管治療と再治療の比率は3:7
つまり日本の歯科における根管治療はほとんどが再治療であるということです!!
これらの主な原因が治療中の唾液や血液です。根っこの中をお掃除しているのにお口の中の唾液や血液が侵入した時点で再治療のリスクがぐーんとあがってしまうことになります。
そのため当院ではラバーダム防湿という方法を全ての根管治療において採用しております。
よく医療ドラマの外科処置のシーンで青い布をかけて治療を行うところだけ見えるようにするのを見たことあるかと思います。ラバーダムはそれと同じことをお口の中で行います。
日本でラバーダムをしている一般歯科医師の割合は10%と言われており、これを行うとこで無菌的な治療が行え、再治療のリスクを下げることができます。
何においても一番最初が肝心といいますが、根管治療においてもまずラバーダムを用いて行う。当院ではこれを基本として日々の治療をしております。もちろん再治療の根管治療においてもラバーダムは必須です。
つまり根管治療を成功に近づけるためには、無菌的な環境をいかに徹底できるかが肝なのです!
当院ではご説明をきちんとした上でラバーダム防湿を提案し治療させていただいております。