なぜ歯医者さんはセラミックスを勧めてくるのか?

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こんにちは!歯科医師の吾妻です

先日YouTubeで粗品さんが歯医者さんに行ったら虫歯が18本あったという投稿を見かけました。
その治療費は全部治してなんと100万円!!

その動画のコメントには
高すぎる!
足元を見られてる!
今は保険でぜんぶ白いでできる!
セカンドオピニオンした方がいい!
セラミックスじゃなくて樹脂でできるはず!
といったコメントが多数寄せられてました。

たしかにセラミックは保険外診療なので、高額ですし、今は保険内で白いものを詰めたり被せたりできるのが現状です。

ではなぜ、歯医者さんはセラミックスを勧めるのでしょうか??

それは、保険内の銀歯やプラスチックなどの樹脂に比べて、セラミックスは材質が二ケイ酸リチウムやジルコニアといった硬く、吸水したり錆びたりしない材料でできているためもちが圧倒的に優れているからです。

治療したからもう虫歯にならないだろうと思われている方がいらっしゃるのですが、実は虫歯は繰り返されます。
『リピーデットレストレーションサイクル』という言葉があり、そのサイクルを表した絵がこちらです。

一度虫歯になった歯は、詰め物の適合が甘いと再度虫歯になり、神経をとることになり、そこから再度被せ物の適合が悪ければ、また虫歯になりいずれ抜歯することになることを示している絵です。

もちろん虫歯にならないのが1番ですが、仮に虫歯になったとしても、いかにしてこのサイクルを早い段階で止めてあげてることができるかが鍵になります。

そのために適合がよく、かつ材質も劣化しにくくくて長く使えるもので治してあげることがすごく重要なのです。

最近ではセラミックスの有効性についての文献もではじめており、

Kenneth A Malamentの文献には
データ収集は2003年に始まり、16.9年にわたって研究され、その研究には738名が参加し、2392本のプレス・e.max クラウンが装着されました。(1782本が全部被覆冠、610本が部分被覆冠)
結果22ケースで失敗が記録され、生存率は96.49%だったそうです。

つまり、17年予後が約97%という驚異的な結果を残しました!!

銀歯や約5〜10年後に虫歯になると言われているので、結果は明らかです。

歯医者さんでセラミックスを勧めてくるのは、セラミックスの良さを本当に知っているためで、患者さんにも今ある歯をこれからも長く使ってもらいたいという思いがあるから勧めているのです。

もちろん決して安くはないので、なかなか難しい面もあるかと思いますが、この記事を読んで少しでもセラミックスの良さを知っていただければ嬉しく思います。

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