フロスをするか?!死ぬか?!

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フロスをしますか?それとも死にたいですか?

こんにちは!

歯科医師の吾妻です!

1997年にアメリカ歯周病学会で衝撃的なスローガンが発表されました。それが「Floss or Die」です。

あまりにも大げさに聞こえるようなこのスローガンですが、これはフロスをすることはそのぐらい大事なことをだということを伝えたいのでしょう。

フロスの効果は論文でも証明されています。

歯間部歯肉から出血を有する成人119名を対象とした研究で、フロスを使用する群、歯ブラシ単体のみ使用する群に割り振られました。

2週間後の評価時に歯間部歯肉から出血は、歯ブラシのみの群では開始時より35%減少、フロスを用いた群では67%と歯ブラシ単体と比較して劇的な変化を示したそうです。(Graves et al 1989

しかし、フロスは歯間ブラシが通らないような健康歯周組織以外には推奨されない(ヨーロッパ歯周病学会ガイドライン2015年)とされているので、加齢により歯茎が下がってきて歯と歯の間の隙間が大きすぎる場合は注意が必要です。

 

 

さて、みなさんはフロスを使っていますでしょうか?

私は必ず毎日最低1回フロスを通しています。

歯間部というのはとてもプラークが溜まりやすくお掃除しにくいところなので、虫歯も歯周病もなりやすい場所です。

まだ使ったことがない方は今日からぜひフロスを使ってみてください!

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