新型コロナ対策に口腔ケア✨

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こんにちは

歯科衛生士の華山です。

3月末の新聞にこんな記事がありました。

カタールやカナダの研究者が「歯周病と新型コロナ感染の重症度と関連性」という論文が発表され、参院議員から国会で紹介されました。

歯周病で、新型コロナに罹患した患者258人のうち、33人が重症化

歯周病ではなく、新型コロナに罹患した患者310人のうち、7人が重症化

また、歯周病を持っている患者は歯周病でない患者に比べ死亡リスク8.81倍、人工呼吸器使用が4.57倍、集中治療室に入院が3.54倍、合併症発症が3.67倍とリスクが増えると発表されました。

歯周病菌が出すプロテアーゼなどの酵素毒素が粘膜を傷つけ、歯肉や口腔内に炎症を起こすことで、新型コロナウイルスが入りやすい環境を作ってしまうのです。

また新型コロナウイルスは口腔内のACE 2受容体にくっつき細胞内に侵入するとも発表されました。ACE2受容体は舌の上に多く存在します。

毎日のセルフケアで歯磨き、フロスの他に舌磨きも重要となってきます。舌が白く汚れている方は特に気をつけてください。

ただ、闇雲に舌をブラシで擦ってしまうと傷をつけることになりますので気をつけましょう。

当院では歯周病治療やセルフケアの方法など丁寧に説明して行っております。

この期にご自身のセルフケア、口腔内をもう一度見直してはいかがでしょうか?

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