こんにちは。
歯科衛生士兼ヴォイストレーナーの華山です。
今、新型コロナウイルスの感染が拡大して不安な毎日が続いています。
ご存知の通り、手についている微生物が、顔を触ってしまうことで口や鼻から感染すると言われていますよね。
私たちができることは、日頃の感染予防対策です。なので、今回は誤嚥防止運動の話ではなく…手洗いについてお話しします。
手洗いには①「日常手洗い」と②「衛生的手洗い」の二つがあります。
①日常手洗い
食事の前やトイレの後など、日常的な行動に伴って行う手洗いです。
石鹸と流水を利用して、汚れや有機物、一部の微生物を除去します。
石鹸を泡だてて、手のシワにまで行き渡るようにしながら、30 秒洗うと良いとされています。
手洗いか不十分になりやすい部位は、指先や親指、指の間、爪の間、手首などです。
取り残しの内容に手洗いの順番を覚えて丁寧に洗えるようにしたいですね!
②衛生的手洗い
感染予防や食中毒の予防のために全ての通過菌の除去、あるいは殺菌を目的とした手洗い方法です。食品を取り扱う職業や医療、福祉従事者などが行います。
日常手洗いに加え、消毒が加わります。
身近な消毒法はアルコール手指消毒ですね。最近では多くの人が出入りする所に大体置いています。
石鹸液による日常手洗いも正しく洗えば、衛生的手洗いレベルになると言われていますが、実際は短時間でしか出来ていないことが多く、見た目に汚れていなければどうしてもおろそかにしがちです。アルコール手指消毒剤は日常手洗いで落としきれなかった微生物も除去出来ると言われています。
今、アルコール手指消毒剤が不足していますが、日常手洗いをしっかりしていれば日常生活では大丈夫と言われています。もう一度、手洗いを見直してみませんか?
次回はうがいについてお話ししますね。