虫歯の除去は丁寧に☆

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おはようございます。

世田谷通りデンタルオフィス松陰神社前の壱岐です。

今日はどこの歯科医院でも行われている治療『虫歯の除去』についてです。歯というのは表面からエナメル質、象牙質、歯髄というもので構成されています。虫歯はまずこの表層にあるエナメル質を溶かしどんどん中の方に進行して行ってしまいます。虫歯が象牙質のところまで進むと一気に広がり大きくなる傾向があります。ここまで来ているとご自身でもしみる、甘いものを食べると痛いなどの症状を感じる事があります。

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そしてさらに虫歯が進行し、神経のある部屋まで進んでしまうと以前にブログでお話した『パルプキャッピング』をしなければなかったり、悪い場合は神経をとってしまったりと一気に治療が複雑化してしまいます。

もちろんそこまで深くなってしまったらそのような処置をしなければいけないのですが、なんとかそのようにならないように『虫歯の除去』というのは丁寧に行わなければなりません。

良く歯科医院で用いられてる回転切削器具、タービンという歯医者特有の嫌な音がする機会があると思います。その器具のみを使っていると良く取れはするのですが、神経に近い所の虫歯をとっていると偶発的に神経が露出してしまうことがあります。つまり削る必要のない健康な組織を削ってしまって神経が出てきてしまい、先ほどお話した複雑な治療になってしまうのです。これはとても勿体無いことです。

私達、歯科医師はもちろんこのようにならないよう細心の注意を払って治療を行っていますがこのような道具のチョイスによってこの偶発的なミスが起きてしまう事があります。

そこで慎重に虫歯を取るために使う道具があります。エキスカベーターです。これは回転させて削るのではなく、全て手でとっていきますので虫歯以外の部分は削れないようになっています。


このように歯の神経を残す事で歯の寿命を保つ事が出来ます!!!

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