生活の中でできる!お口の筋トレ!

こんにちは。

歯科衛生士の華山です。

今まで、食べる時の正しい姿勢、唇と舌の正しい姿勢について話してきました。

食べる姿勢を改善して食べることがきちんとできるようになると、だんだんとお口の機能は改善して行くと思います。しかし、「ポカン口」「低位舌」「舌を前に出す」「口を開けながらご飯を食べている」などの癖や習慣があるようですと、お口の筋肉は弱いままになってしまい、トレーニングをした方がいい場合もあります。

わざわざトレーニングはちょっとと思われた方!生活の中でトレーニングできますので、気になったトレーニングを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

⑴ブクブクうがい

☞くちびるの筋肉のトレーニングと共に、鼻呼吸のトレーニングにもなります。もちろん、感染予防にもなりますね!

 

①くちびるをしっかり閉じて、頬を膨らませながら勢いよくブクブクうがいをします。

②くちびるを突き出し「ウ」の形にして、そーっと水を吐き出します。

③続けて10回繰り返すと効果的

⭐︎両方膨らましたり、片方ずつ膨らましたりして遊んでみましょう♪

⭐︎水を使わず「エアブクブクうがい」でもOK

 

⑵ベロまわし

☞舌の筋肉のトレーニングとともに、くちびるや頬のマッサージ、歯ぐきのマッサージになります。ほうれい線、小顔の効果もあるとか😆

 

①舌をくちびると歯の間に入れて歯ぐきなぞるように回します。また、舌でくちびるを押すようにまわします。

②左右10回ずつゆっくり回転させます。目安は3秒に1回りくらいの速さです。

⭐︎まずは無理のない範囲で。できるようになったら20回やってみてください。

 

お口の筋トレは子供から大人まで使えますので、是非やってみてください♪

歯磨き、何分やってますか?

元気ですかー!
元気があれば何でもできる!
その為にも歯は大事にしましょう。
歯科医師の中西です。

みなさんは、歯磨きは1日何回やってますか?
あるいは、1回で何分間磨いてますか?

そもそも1日何回磨くのが正解なのか。
磨くタイミングは寝起きと寝る前が良いとよく聞きますが、本当なのか。
ちゃんとした研究を元にした答えを持っている人は、私たち歯医者さんで働く人たちでも実は多くありません。

実際、いろんな説があり、それぞれに正しい部分や納得がいく部分がありますので、唯一コレ!という正解はないと思います。

ただ、私が衝撃を受けて、それ以来その説を1番重要視しているという研究がひとつあります。

それは、歯科の大学に通う歯学部生、つまり一般の人よりは歯磨きの知識がある人を集めておこなわれた研究です。

みなさんもやった事があると思いますが、歯をピンクに染めて、汚れがどれくらいついているかを調べるやつがありますよね?
あれで汚れを染めてから、先ほどの歯学部生たちに歯を磨いてもらったところ、歯磨きが上手いであろう歯学部生たちでも、汚れを完璧に落とすには平均15分かかったそうです。

ただ、お口の中に汚れが溜まったとして、虫歯菌が歯を溶かし始めるのは48時間後からという説もあります。

つまり、2日に1回、15分しっかりと歯磨きをすれば、虫歯にはならないという事になります。

1回15分と聞くと大変そうですが、2日に1回であればできそうな気もしてきますね。

本当に2日に1回しか磨かないのではなく、普段みなさんが歯磨きをしている中で、その中の1回を2日にいっぺん、15分にしてみるというのはいかがでしょうか?

ちなみに私はお風呂で歯磨きする派なのですが、お風呂に浸かってぼーっと考え事をしながらとか、好きな音楽を聴きながらだと、15分は意外と達成できます。

みなさんも、やりやすいタイミングでぜひやってみてください!

フロスをするか?!死ぬか?!

フロスをしますか?それとも死にたいですか?

こんにちは!

歯科医師の吾妻です!

1997年にアメリカ歯周病学会で衝撃的なスローガンが発表されました。それが「Floss or Die」です。

あまりにも大げさに聞こえるようなこのスローガンですが、これはフロスをすることはそのぐらい大事なことをだということを伝えたいのでしょう。

フロスの効果は論文でも証明されています。

歯間部歯肉から出血を有する成人119名を対象とした研究で、フロスを使用する群、歯ブラシ単体のみ使用する群に割り振られました。

2週間後の評価時に歯間部歯肉から出血は、歯ブラシのみの群では開始時より35%減少、フロスを用いた群では67%と歯ブラシ単体と比較して劇的な変化を示したそうです。(Graves et al 1989

しかし、フロスは歯間ブラシが通らないような健康歯周組織以外には推奨されない(ヨーロッパ歯周病学会ガイドライン2015年)とされているので、加齢により歯茎が下がってきて歯と歯の間の隙間が大きすぎる場合は注意が必要です。

 

 

さて、みなさんはフロスを使っていますでしょうか?

私は必ず毎日最低1回フロスを通しています。

歯間部というのはとてもプラークが溜まりやすくお掃除しにくいところなので、虫歯も歯周病もなりやすい場所です。

まだ使ったことがない方は今日からぜひフロスを使ってみてください!

小児用歯磨剤⭐️

今年、フッ化物応用に関する研究のアップデートや、市販歯磨剤におけるフッ化物濃度の変更、国際的な推奨の更新を受けて、日本の4学会のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法が新たに発表されました。

大きく変わった点は
⚪︎0〜5歳までに推奨されるフッ素濃度が、500ppm(泡状歯磨剤であれば1000ppm)から1000ppmに変更

⚪︎6〜14歳までの枠が廃止され、6歳以上であれば1500ppmのフッ素濃度を推奨

となります。
ただ、今、日本で販売されている1450ppmのフッ化物配合歯磨剤は、味などの点において小児用の製品が少ないので今後新しい製品が増えてくるとは思いますがそれまではお子様の好きな味で継続してフッ化物を応用することをおすすめします。

わからない点は担当歯科衛生士へお気軽にお声掛けください 🙂

 

フッ素にはどんな効果があるの?

こんにちは!歯科衛生士の西垣です。

定期検診の際にフッ素を塗ったり、お家でフッ素入りの歯磨き粉を使っている方も多いと思います。

しかし、具体的にフッ素は何のために行うのか、疑問に感じることもあると思います。

そこでフッ素のメリットについて今回はお話しさせていただきます^_^

フッ素を塗ることのメリット

歯質の強化

フッ素が歯に取り込まれる事で、エナメル質が強化され、酸に溶けにくい歯になります。

歯の再石灰化の促進

フッ素には、再石灰化を促進する力があり、虫歯の予防効果が見込めます。

柔らかくなった初期虫歯から、再石灰化を促すことで、元の健康の歯に修復できる可能性があります。

虫歯菌の活動の抑制

虫歯は、プラークが出す酸により徐々に歯が溶け出し、穴があくことにより、発症します。
フッ素には、この歯を溶かす原因の酸の働きを抑えて抑制する効果が見込まれます。

主にこの3つの効果があります。

こう聞くとすごく良いもののように感じますが、これだけで虫歯が治るわけではありません。

あくまで「虫歯予防」の効果があります!

また人それぞれ、虫歯のなりやすさによってフッ素の取り入れ方が異なります。

リスクの低い方でしたらフッ素入り歯磨き粉のみのご使用

リスクが中等度くらいでしたらフッ素入りの歯磨き粉に+αで、フッ素ジェルのプラスケア

リスクが高い方でしたらフッ素入り歯磨き粉に+αでフッ素洗口剤のプラスケア

などなど、、

当院では患者様一人一人に合わせた予防方法を提案させていただきますので、お家でのセルフケアに是非お役立てください☺️

そして!今月4月は、チェックアップ歯磨き粉のお得なキャンペーンもしておりますので是非この機会にフッ素を取り入れてみてはいかがですか?

キャンペーンの詳細は一つ前のブログまで

4月のキャンペーン

こんにちは☺︎

受付からお得なキャンペーンのお知らせです

4月限定で、チェックアップスタンダードとチェックアップジェルミント味2点セットで通常1290円のところ、1000円で販売させて頂きます✨

 

チェックアップスタンダードとは、

歯科専売の歯磨き粉になります!

高濃度フッ素が配合されており、虫歯予防にバッチリです

また、低発泡タイプの歯磨き粉になりますので磨きやすいのも特徴です

 

チェックアップジェルとは、

いつもの歯磨き粉と合わせて使用して頂くものです!

歯の矯正中、歯根面露出など虫歯のリスクが高い方に非常におすすめです。

使用方法としては、歯磨きの後の仕上げにジェルを塗り込むことでフッ素塗布をご自宅でもして頂けるという商品になります

 

虫歯予防に最適な組み合わせの2商品になります♩気になる方はぜひお得な4月中にお試しください

お子さんの歯の本数は足りてますか?

こんにちは、今回は生まれつき歯の本数が足りない先天性欠如についてです。

■本来あるべき永久歯のない子が増えている
3歳くらいで完成するといわれる乳歯の歯並び。乳歯がすべて生えそろうと、口の中には20本の歯が並ぶことになります。
それが6歳から12歳くらいにかけてあごの成長とともに永久歯へと生えかわり、親知らずを除くと28本の歯並びに。永久歯に生えかわるスピードには個人差があるため、人より1~2年遅くても早くても心配無用ですが、乳歯がいつまでも残っている場合は注意が必要です。
というのも乳歯は、あごの骨の中で育ってくる永久歯の歯胚(しはい/永久歯の芽)に押されるかたちで歯の根が吸収されて短くなり、やがて抜け落ちるため。つまり、いつまでも乳歯が残っているということは、乳歯の下に本来あるべき永久歯がない可能性があるわけです。このように、永久歯が生まれながらにない場合を「先天性欠如」といいます。
ヨーロッパ矯正歯科学会が2006年に調べたところ、この先天性欠如は近年増加傾向にあるという結果が出ています。
■前から2番目・5番目の永久歯が足りないケースが多い
では、どのくらいの子どもに先天性欠如があるのでしょうか。
日本小児歯科学会が2007~2008年にかけて行った全国調査「永久歯先天欠如の発生頻度に関する調査研究」をみると、歯科を受診した7歳以上の子ども1万5,544人(男子7,502名、女子8,042名)のうち、乳歯の先天性欠如があったのは75人(0.5%)、永久歯の先天性欠如があったのは1,568人(10.1%)となっています。
また、永久歯の先天性欠如は男子(9.1%)より女子(11.0%)がわずかに多く、上あごだけに欠如がある場合は2.5%、下あごだけにある場合は5.7%、上下のあご両方にある場合は1.9%。歯の種類別では、前から5番目(第2小臼歯)と前から2番目(側切歯)の欠如が多いという結果が出ています。
■放置すると歯並びが崩れる要因に
永久歯が先天的に欠如していると、大人になっても永久歯が生えるべき場所に乳歯が残ったままになります。
乳歯が残っても、咬み合わせとして機能する分には問題ありませんが、乳歯は永久歯よりエナメル質や象牙質が薄く、歯の根も短いため、残念ながらあまり長持ちはせず、二十歳前後で抜けてしまうことも少なくありません。
そして、抜けた後そのままにしていると、周辺の歯が動いたり倒れこんだりして、歯並びや咬み合わせを崩す要因となってしまうのです。それだけでなく、あごの成長に悪影響を与えたり、顎関節症などにつながったりする可能性も。また、前歯の隙間や乳歯の見た目を気にして社会生活に消極的になるなど、心理面での影響も見逃せません。
先天性欠如歯の本数は、1~2本のことが多いものの、まれに10本以上欠如する場合もあります。そうなる原因として遺伝や全身疾患、薬の副作用などが影響しているのではないかと考えられていますが、現状でははっきり解明されていません。

歯科医院でレントゲンを撮ることで乳歯の時点でも確認することが可能ですので気になる方はご相談ください。

妊婦さんの歯科検診

こんにちは歯科衛生士の伊藤です

妊娠するとホルモンや体調の変化に伴って、妊婦さんの口内環境にも変化が起こります。妊娠するとプロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが増加します。

この女性ホルモンは唾液や歯周ポケットから出てくる液体に混ざって、口の中にも侵入しますが、歯周病菌はこの女性ホルモンが大好きです。

女性ホルモンの増加によって歯周病菌の動きが活発になり、歯肉炎が起こりやすくなります。また、体内の免疫力の低下に伴い、歯肉の免疫力も低下します。さらに唾液の分泌量の低下で口の中が乾きやすくなったり、唾液の酸を中和する力が落ちて、口の中が酸性に傾きやすくなったりします。

その結果、歯茎が腫れたり出血したり虫歯になったりと様々な症状が起こってしまうのです。

妊娠中や産後の歯の問題など、気になることは遠慮せずにご相談下さい♪

 

 

くちびると舌の正しい姿勢?!

こんにちは。

歯科衛生士の華山です。

今回は前回の続きで、くちびると舌の正しい姿勢についてお話しします。

〜歯は力の釣り合ったところに並ぶ〜

歯は勝手に並んでるわけではなく、くちびる・頬・舌に挟まれていて、それぞれの力がバランスよくかかることで歯並びができます。

[くちびる]は軽く閉じている状態が正しい姿勢です。少しでも開いているのはいわゆる「ポカン口」と呼ばれる状態です。くちびるが緩んで開いていると、くちびるからの力が前歯にかからず、出っ歯になることもあります。

[舌]は、舌先がスポット(上の前歯の裏側からほんの少し後ろにある歯ぐきの膨らみ)にあり、舌全体が上顎に吸盤のようについて上がっているのが正しい姿勢です。

普段、舌先が下の前歯の裏側にあたっている場合は舌が低い位置にあります(低位舌テイイゼツ)。咀嚼する時や飲み込む時は上に上がりますが、それ以外は低位置にあると歯に対して舌の力が弱まり、頬の筋力に押されて歯が内側に傾いてしまったり、上顎の成長に影響があります。

お口ポカンの子供は舌が低位置にあります。舌が下がってる状態が続くと、上に上げる筋肉が弱くなり、喉の奥に舌が広がり気道が狭くなります。そのため呼吸しにくくなり口呼吸になっていることが多いのです。

くちびるや舌の姿勢を良くするには、よく噛んで食べる習慣が大切です。例えば舌を動かす筋肉(舌骨筋)は胸骨や肩甲骨にもつながっていて、猫背になるとそれらの筋肉に引っ張られて喉の奥に舌が下がってしまいます。

飲み込む時は舌が上に上がることで、気管を塞ぎ、食道が開きますので、それがうまくいかずむせやすくなってしまいます。

姿勢が良くなると呼吸も楽になります。口呼吸は鼻炎や喉の病気、唇の筋力が弱いということもありますが、姿勢が要因になっていることもあるのです。

歯並びは姿勢がいいから必ず綺麗に並ぶ、姿勢が悪いから必ず悪くなる、というわけではありませんが、大きな要因の一つであることは間違いありません。

いかがでしたでしょうか?

くちびるや舌の正しい位置って考えませんよね?ぜひご自身のお口の状態を知って、いつまでも健康な口腔内を目指してみませんか?

当医院では、担当制で患者様一人一人に寄り添った診療を行っております。わからないこと、不安なことがありましたら是非いらしてください♪

 

自分のお口の中、本当に見えてますか?

元気ですかー!?
歯科医師の中西です。

みなさんは、ご自分のお口の中を見ることってありますか?

「ハミガキの時に毎日見てるよ」って思った方もいらっしゃるかもしれませんが、鏡越しじゃない、こんな感じで自分のお口の中を見た事はあるでしょうか?

 

前回の吾妻先生が書かれたレントゲンと同じく、当院では基本的に全ての患者さんに、お口の中の写真を全部で14枚撮影させて頂いてます。

それは何故か!
主な理由は2つあります。

 

ひとつめは、患者さんに、自分のお口の中の現状を見て知って頂くためです。

当院では、実際に撮ったばかりのこういった写真を一緒に見ながら、どこに虫歯があるかを説明させて頂きます。

このお写真をお見せする事で、患者さんから「こんなに大きい虫歯があったんですね」「自分の口の中って、こんななんですね!」というお声をよく頂きます。

中には、この写真をご自宅の洗面所に貼って、「二度とこうはならないぞ!」と歯磨きをがんばってらっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

 

ふたつめは、治療前と治療後で、変化を見て頂くためです。

・あの虫歯がこんなに綺麗になった
・何本もあった虫歯がここまで綺麗になった
というのを見ると、私たちはもちろん、患者さんもとても嬉しそうになさいます。

 

・自分のお口の中は今どうなってるのか
・治療後にどこがどう変わったのか
当然ですが歯は患者さんの体の一部ですので、この2点を患者さんご自分に見て知って頂くことを、私たちはとても大事に考えています。

今までなんとなく歯医者さん通いが続かなかった方は、ぜひこんな環境で歯医者さんに通ってみてはいかがでしょうか?